飛び石ジャンプ

辛い日々も飛び石のひとつ。よく遊び、考え、暮らしを愛でる日々のブログです。

過労死ライン3ヶ月目の備忘録

4月から、これまで月平均10〜15時間だった残業時間が、80時間にまで膨れ上がった。
そして、3年前に転職した時には「性に合っているな」と思っていた仕事が、全く楽しくなくなった。
今週の月曜、キッと目のつり上がった自分の表情にぎょっとした。
なんとか毎日仕事には行けているのだが、表情の変化に衝撃を受けたのは初めてで、自分が自分でなくなっていく危機感を覚えたので、考えていることを記録しておく。

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関係ないけど大鳥居

 
なんでこんなにしんどいか
①普通に働きすぎ。体力的に息切れしている
②職場の困った人に困ってる
仕事で誠実な謝罪が必要な場面で、コンビニで買ったチョコレートを免罪符にしてお茶を濁そうとするタイプの人。期日の当日の時間外、見かねた周囲が「手伝おうか」と手を差し出すまでアラートを出さない、常にクライマックス状態な人。
③「生産」してない
去年までは残業がない時は自分の業務の勉強をしていたのだが、完全に無理になった。
英語とデジ絵勉強したい。
また、最近気づいたことなのだが、私は日がなPCにかじりつくのがそこまで好きではない。ただのツールだと言えばそうなのだが、くたびれて帰宅してだいなもん(自宅のdynabook)を触ろうとすると抵抗感を覚えてしまう。
④一人を楽しんでいない
ぼろぼろで帰宅しており、文章を書いたり絵を描いたり、本や映画を楽しんだり、ぼーっと自分が喜ぶことをする時間が取れなくなった。
⑤夫婦の信頼関係
試すことなく努力するしかない。二人の愛情の問題は二人で、お互いに。
⑥趣味で厄介ごと発生中
⑦外食続き
ご飯作りたい。

ここまで列挙していて、自分のストレス対処法が大まかながら見えてきた。
素直な希望や欲求を口にすること(ちゃんと怒ること)。
厄介な相手に正攻法で立ち向かうのは無理ゲーなんで回れ右すること。あと、ともかく早く帰ろう。

やりたいことができないストレスもあるのだが、なんだか今は動けない、動きたくない。

いつも比較的シャカシャカ動いているので、できないことややっていないことがあると自分を責めてしまう。

結局のところ、自分がどうしたいのかが大切だ。なんて、分かりきっている。
それでも「何かを必死に頑張っている自分」ばかりを肯定してしまうのはなぜなんだろう。


7月は仕事のことよりまず自分の気持ち優先で、緩めるところまで緩んでみようと思う。

休めるだけ休んでみようと思うよ。

 

 

 

あと、もっと夫と生きていきたい。

残業ばかりだったせいもあるだろうが、夫とあまりふざけてない。さみしい。


先日、夫にあるワガママを伝えた。
経緯などは割愛するが、簡単に言えば「婚姻関係にあるうちは私だけを愛情の対象にしてほしい」ということを「わざわざ」宣言したのだ。


なぜなら、この願望を認めてすらいなかったということに気付いたからだ。

例えば裏切られるようなことがあったとして、「あぁ、大丈夫ですよ。もとから他人でしたしね」と言っちゃいそうだったからだ。そんな風に鎧を被っていたら、仮に悲しいことが起きた時も「悲しいよ!!」と言えない気がしたから。

ときめきやら恋やら、そんなものよりもお互いの努力があれば大丈夫だと思っていたのだが、

どうやら「そんなもの」ではなかったらしい。妻フィルターを通しているからかもしれないが、夫の事を世界一かわいいと思っている。夫が笑っていれば嬉しいし女の影があれば腹が立つ。(ないけど)

というのも、「愛してほしい、大切にされたい」なんて「彼女みたいなこと」をわざわざ婚姻関係にある相手に伝えるのは陳腐だし、お互いの努力による信頼関係があれば、恋愛感情の延長線上の気持ちは、取るに足らないとものだと思っていた。思おうとしていたからだ。

 

結婚しても妬いたり不安になったりするのはみっともないと思っていた。

疑ったり迷惑をかけたりしたら嫌われるかもしれないと思っていた。

そのくせ、嫌われたところでなにさ、お互いの努力があれば大丈夫だと気持ちを殺していた。

誰に言われた訳でもないのに、「会ったこともない人の反対意見」を踏まえて思考するのが癖になっている。誰かが言うかもしれない、「みっともない」「妻ならこうすべき」という反論が怖かった。
夫婦がお互いを認め合う形だって千差万別で、同じ夫婦の形など一つもないのに。


口で言うと「浮気を責めている感」が出てしまう要望だったので手紙にして渡してみたところ、(変わらんかw)ふんふんと2周読んで抱きしめてくれた。

案外受け入れてもらえたなと思ってから随分気が楽になった。

現在、ハネムーン先へ向かう機内でこれを書いている。
13時間のフライトに耐えられるか不安だったのだが、久しぶりの1人時間を堪能することができた。
そして、昨日よりは少し目尻が下がって、どことなく幼くなった自分の表情を確認したところである。