飛び石ジャンプ

辛い日々も飛び石のひとつ。よく遊び、考え、暮らしを愛でる日々のブログです。

子なし既婚者、生存戦略を考える

こんにちは。

 

先日ボスとの面談で、「入社半年経つけど、プレイヤーとマネージャーどっちで生きていきたいの」と聞かれました。

意外と早く聞かれるなと思ったけど、ボスとしてどうサポートするのか知っておきたいからだったのか…聞かれたときにこちらから確認すればよかった。

頻繁な1on1に慣れていないので割と緊張してしまったのだけど、もっと日頃温めている話をすればよかったな。

 

「現時点で仕事の武器がはっきりしていないので、まずはもう少しスキルを身に着ける時間、信頼関係を築く時間に充てたい。その成果を最終的にマネージャーとして活かしたい」と伝えた。

残念ながらその時あまり言語化できていなかったので、今後の生存戦略というか、これから遅かれ早かれ(何年もあとだろうが)家族に集中する時間を作ることを考えた上でのキャリア戦略を考えてみたい。

 

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ブログタイムのおとも。

 

わたしについて

  • 30前後、既婚。まだ仕事頑張ってある程度のポジションを取ってから産休・育休を考えたい。フルタイムワーカー、普通のサラリーマン。
  • 夫フルタイムワーカー、普通のサラリーマン。
  • アイディア出し、情報収集、学習が好き。
  • 現在の仕事は長く続けたいしマネージャーの立場にもなってみたい。
  • 職場では育児中の女性は全員時短。既婚未婚問わず若い人が多い会社にいる。

既婚未婚に関わらず、「いつか子育てはしたい、でも子育て中の人に憧れがいない」「自分は仕事が好きだし頑張っているので、ワーママや妊活中の人から煙たがられている」という働き盛り女性は多いのではないだろうか。

 

個人的な体験で恐縮だが、妊活中の女性がチームに入ってきた時に、なかなか仕事を覚えることができない様子だったのでサポートしていたら「わたしはあなたみたいに、バリバリじゃないから(だから覚えられないんだ)」と言われことがあった。

言葉を失うとはまさにこのことで、全く何と返したらいいかわからなかった。

 

 

その時ばかりは腹も立ったのだが、おそらくその言葉は本音ではなかったと思う。その女性も結婚前はいわゆる「バリバリ」だったのだ。きっと、その状況になる前の「バリバリ」の彼女だったらできたのに、という気持ちもあったのではないだろうか。

 

仕事に集中できない場面や、新しいことを覚えるのが難しい状況であるのであれば、その旨「察して」ということではなく助けを求めてほしかったとは思うが、

仕事に集中することが難しい事情は、誰にも等しく降り注いでくるということは忘れないでいたい。。子どもだけではない。自分や配偶者、家族の健康や、生き方を含めたキャリアや働き方の変化など。これは何も「適齢期」の「女性」だけの問題ではない。

 

 

広く知識を身に着けたいのはなぜか

 

なぜ今、今後のキャリアプランを「これ」と決めず、広く知識を身に着ける時間にしたいのか。

 

それは、今後家族が増える時に、少なからず仕事から離れる必要があるからである。もちろん親は二人なので、連れ添っているうちは二人で育児をするのだが、現実的に考えて産前産後の期間、身体的に変化が生じるのは女である自分。

 

また、育児に集中する期間、これまでと同じように「あれも」「これも」と手を出す時間は少なくなる。

そのため、いざ時間が無くなる前に仕事上の武器が欲しい。初めから「これ」と一つに決めることにリスクがあると感じているためだ。

 

 

職場内の「ワーママ」ポジション

 

職場内を見ると、ポジションを取ってから産休・育休に入り、またマネージャーとして復職した人、入社早々に産休・育休を取り復職し、また仕事を覚えなおしている人がいる。

また、育児がひと段落し、介護のために仕事をセーブしている人がいる。

 

いずれも時短勤務である。

個人的には、ポジションを取り、「この人なら休み明けを待ちたい!」と最低限思ってもらえる信頼関係を築いたうえで、時短勤務せずに仕事したい。育休開け=時短勤務が一般的になっている社内で、「今後育児に集中する時期がほしい」とボスに伝えることは、即「時短したい」という内容として聞こえているだろう。

 

冒頭の返事は、ボスにしてみれば煮え切らない返事だったかもしれない。

 

 

わたしのキャリアはわたしのもの、でもわたしだけのものでもない

 

書きながら気付いたが、子が生まれたら決定的にこれまでと変わるということを、夫

 は私と同じ感覚でいるだろうか。

私はワーキングマザーの発信を見たり、周囲の方を見て生存戦略を考えたりしているが、夫はそうではないだろう。

 

今はお互いが仕事を楽しみ、今後も仕事を楽しんでいくために二人でいることを選んでいる。

このことは二人で話し合って決めたことだ。

だが、肉体的な変化を覚悟する私と比べ、夫は子の誕生まで仕事のやり方や生活ペースを変える必要がないので、「子育てが始まったら、あなたも私も自分の時間が少なくなるんだよ」と伝えたところで脅しのように伝わってしまう。

 

まずはこの生存戦略をパートナーと共有するところから始まるだろう。

先に述べたが、働いている人間全員が「何らかの理由で仕事をセーブしなくてはらない可能性を持っている」のである。

今後の働き方やキャリア観を、深刻にならないで話し合える関係づくりから、だ。

 

パートナーとの楽しいキャリアトーク、何かいいアイディアをお持ちの方教えてください。では。